天然材料を主成分にしている自然塗料は、石油系の合成樹脂塗料に比べて、木材の保護という点においては弱いけれど、傷や汚れの経年変化が、木材という天然材料ならではの味わいになっていきます。せっかくの木材ですから、色や木目はもとより、手や足で触ったときの感触も含め、永く愛着をもって楽しみたいものです。
そんな自然塗料について、詳しく解説しましょう。
ここ十年ほどの間に、環境と健康に対する世の中の関心が、とても高くなりました。家のなかの建材が放出する化学物質が、人体に悪影響を及ぼすシックハウス症候群は社会問題になり、国土交通省は建築基準法を改正して、平成15年7月から建材の規制を定めました。
こうした流れのなかで、木材はもちろん、自然塗料などの自然材料が、年々注目されるようになりました。
ではそもそも、自然塗料とは、どういうものでしょうか。 法的な決まりはありませんが、あえて定義をするならば「原料、製造、塗装、使用、廃棄という、塗料のサイクルのあらゆる段階で、すべての生態系に負荷を与えず、エネルギー消費量が小さいもの」。 人体にも環境にも、悪影響の少ない塗料のことです。 |
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