乾燥工程は木材の水分を調整するのに欠かせません。屋外で自然の力を借りる自然乾燥と、乾燥機の中で湿度や温度を調整しながら行う人工乾燥とがありますが、いずれも木の含水率を調整し、材料としての精度を上げていくことが目的です。
なぜ乾燥が重要な工程なのか、ポイントをおさらいしてみます。
・ 施工後の乾燥収縮にともなう狂いや割れを未然に防ぐ
・ 強度が高まる
・ 変色菌や防腐菌などの木材害虫・害菌の発生を防止する
・ 重量が減り、輸送しやすく、施工時の取扱いが楽になる
・ 接着などの加工性が高まると同時に、塗料ののりもよくなる
乾燥することで上記のような特性が高まり、品質が安定します。さらに、乾燥の途中で内部割れを起こしたものや変色したものは取り除かれますから、一定のレベルに達した材料を提供できることにもつながります。
逆に、もしきちんと乾燥しきれていない木材を使った場合には、狂いや割れが生じやすくなったり、本来木材が発揮できるはずの強度が活かせないというデメリットが生じることになります。
ところで、同じ大きさの同じ樹種の木材を手に取ったとき、一見、重い方が強いと感じるかも知れませんが、これまでの説明でおわかりのように、重さが強さにつながるわけではありません。 乾燥工程を経て水分が抜かれた軽い木材の方が、強度は増しているのです。 |
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