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フローリングを選ぶ上での要素に『幅』があります。フローリングの幅は75〜90mm幅が一般的なサイズといわれていますが、狭いものでは57mmから広いものは200mmと様々です。下の写真からもわかるように、幅の違いはお部屋の印象も左右するため、幅に注目して選ばれる方は多いようです。 幅によって異なるのはお部屋の印象だけでしょうか。無垢フローリングの場合は見た目の印象だけでなく無垢材ならではの特徴があります。今回はその特徴の1.「コスト」、2.「フローリングの動き」、3.「木目や木柄の見え方」について取り上げます。 |
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| 1.幅によってコストは変わるの? |
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前段でお伝えしたようにフローリングの幅は狭いものでは57mmから広いものは200mmと様々で、幅は価格に関係してきます。より幅の広いフローリングは一本の丸太から限られた量しか生産できないため、フローリングの価値が上がる、すなわち価格が上がるということになります。それでは、同樹種で比較した場合、どのくらいの価格差になるのでしょうか。 例. オーク(ナラ)材 90mm巾と150mm巾のコスト比較 ●ナラ 90mm巾 設計価格7,800円〜/u(税抜) ●ホワイトオーク 150mm巾 設計価格17,000〜円/u(税抜) 実際は幅だけで価格のすべてが決まるわけではありませんが、同樹種で比較した場合、幅が広くなると価格が上がることがいえます。そこで“幅にこだわりながらもコストを抑えたい。”その上での選び方のポイントを紹介します。 ポイント1:グレード グレードとは、樹種ごとに設定されているもので、節や辺材の入り具合や変色部の有無の程度を表します。あくまで商品の表情や個性を表すもので、性能に優劣はありません。同樹種で同じ幅で複数のグレードがある場合、選ぶグレード次第でコストをより抑えることができます。 基本的に、プライムグレードは、無垢材の風合いを残しつつも節や辺材、変色部が少なく比較的整った表情になります。そのため希少価値が高くなり、価格は高くなります。逆に節や辺材の入り具合や変色部を多く含むキャラクターグレードやラスティックグレードはコストを抑えられるというメリットがあります。また、コストの面だけでなく無垢の風合いをよりいっそう活かすことができるのも魅力です。 |
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ポイント2:樹種による違い(広葉樹と針葉樹) 幅広のフローリングに興味がある場合は、広葉樹と針葉樹でコストの差が生じることを知っておくとよいでしょう。 そもそも、広葉樹の幹は太く曲がっていることが多く、枝分かれしているので、幅が広く長さがある材はとりづらくコストが上がる傾向があります。一方、針葉樹は成長が早く幹がまっすぐ伸びるので、幅が広く長さがあるものがとりやすく、同じ幅広フローリングの中でも広葉樹に比べるとコストメリットが期待できます。さらに、パイン、スギ、ヒノキなどの針葉樹は一般的に柔らかい材が多く、空気をたくさん含んでいるので、足触りのよさや木の温もりを感じられるのが魅力です。しかし、ある程度の堅さがある広葉樹に比べると傷がつきやすい一面があります。 見る木活かす木【665号】フローリングの硬さについて |
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| 2.無垢フローリングの幅によってどのくらい動きに差がでるの? |
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無垢の木は呼吸しているかのように常に動いています。動きというとデメリットに感じてしまいますが、無垢材には空気が乾燥すると水分を放出して収縮し、湿気が多いと水分を吸収し膨張する性質があり、部屋の中に自然の調湿作用をもたらしてくれるというメリットでもあります。乾燥する冬場は収縮しフローリング間の隙間が開きますが、湿気の多い梅雨から夏場は膨張し隙間が狭くなります。無垢フローリングは季節ごとにこの膨張収縮を繰り返しています。 また、膨張収縮の動きはフローリングの長手方向よりも、幅方向の方が大きくなります。長手方向の動きを1とすると、幅方向の動きはおおよそ10となり、幅方向により動くということがいえます。 では、実際に幅の違いによってどの程度差がでてくるのでしょうか。今回は幅のラインナップが豊富なウォールナットを例に見てみましょう。 |
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膨張収縮の動きは樹種、施工現場の立地条件や、室内環境によっても異なりますが、例としてある条件を設定して計算します。 例. <条件> @含水率の変化 含水率10%のフローリングを室温25度、湿度44%の現場(平衡含水率:8%)に施工した場合 含水率の変化:2% (フローリングの含水率が10%から8%へと下がるので、無垢フローリングは収縮する) Aウォールナットの膨張収縮係数:0.00232(板目、柾目の混入率をそれぞれ50%とする場合) <計算式> フローリングの幅方向の動き(mm)= @含水率の変化(%) × A膨張収縮係数 ×板巾(mm) <結果> ウォールナットの場合 57mm巾・・・約0.26mm収縮する 90mm巾・・・約0.42mm収縮する 130mm巾・・・約0.60mm収縮する ※結果の数値は施工現場の環境や樹種によって異なります。あくまで一例としてご覧ください。 含水率・・・木材中に含まれている水分量を表す指標。 平衡含水率・・・一定の温度、湿度の条件の中に長時間放置すると最終的に安定する含水率。 |
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| 3.幅の違いによる無垢フローリングの表情の見え方 |
| 幅の違いにより無垢材が持つ木目や木柄、色ムラの見た目の印象が変わります。それは、表情豊かな無垢材ならではの特徴でもあります。では、実際にフローリングを全体に張り上げたときのイメージを見てみましょう。 |
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