無垢フローリング・無垢木材・無垢内装材|MOKUZAI.com検索MENU

blog

2020.03.25 | 製品情報

アメリカンブラックチェリー -深みを増す経年変化-

3月も残すところ1週間、街を行き交う人々の装いも春めいたものになってきましたね。
春と言えば桜。外でのお花見が楽しみですが、今年は外出を控えるという方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな皆様に少しでも春気分をお届けすべく、春の代名詞「」にちなんで、
北米産の桜の木・アメリカンブラックチェリーについてご紹介していきます!

アメリカンブラックチェリーと聞くと、甘酸っぱくてジューシーなあの果実が一番に思い浮かびますよね。

▲アメリカンブラックチェリーの果実

マルホンでは、この果実が実る木を用いて無垢フローリングをご用意しています。
果実は深みのある赤色をしていますが、木材はどんな表情をしているでしょうか…。

アメリカンブラックチェリー無垢フローリング
▲アメリカンブラックチェリー 無垢フローリング 130mm巾


そう、実は木材も果実のようにあたたかみのある赤味がかった色味なのです。

さらにこのアメリカンブラックチェリーの色には、もう一つ大きな特徴があります。
それは「経年変化」です。
どんな木材でも、日光に含まれる紫外線の作用によって、時間の経過とともに色味が変化していきます。
中でもアメリカンブラックチェリーは経年変化のスピードが速く、色味の変化も大きい木材です。

アメリカンブラックチェリー経年変化実験
▲アメリカンブラックチェリー 経年変化前(左)/ 経年変化後(右)


こちらは、日光の当たらない場所に保管されていたカットサンプル(左)と窓際に置いて3カ月間日光に当て続けたカットサンプル(右)です。
色味の差がお分かりいただけるでしょうか?
このようにアメリカンブラックチェリーは赤味がかった淡い色合いから、煮詰めたような深みのある色合いに変化していきます。
熟れた果実が色味を深めるように、アメリカンブラックチェリーの木材も、使い込んでいくほどに味のある色に移ろっていくのです。

アメリカンブラックチェリー経年変化差"
▲アメリカンブラックチェリー 経年変化跡差


アメリカンブラックチェリーの無垢フローリングを使用していると、経年変化によって、画像のように色味の差がでてしまう場合もあります。
これは経年変化前に床に物を置いて日光を遮ってしまったことで、周りの部分と変化の度合いが変わったことによるものです。
こうなってしまった場合も、床に置いてあったものを避けて日光を当てていただければ、自然と色味は馴染んでいきます。
更に、すぐに色味を馴染ませたい!という場合は、浸透性塗料で仕上げたフローリングであれば、ご自身で簡単に補修していただくことも可能です。

▼無垢の木と色味の変化—樹種ごとに異なる色変化の傾向—【683 号】
https://www.mokuzai.com/contents/column/change-in-color/
※日焼けによる変色部分の補修方法は、上記ページ内の下部にてご紹介しています。

今回は、桜材であるアメリカンブラックチェリーの魅力をお伝えしてきました。
ご紹介した色味や経年変化はもちろんですが、実はそのきめ細やかな触り心地もアメリカンブラックチェリーが愛される理由の一つです。
桜材についての詳しい情報は、以下にてご紹介しています。

▼桜材―時とともに深まる味わい―【704 号】
https://www.mokuzai.com/contents/column/cherry/

肌触りを実際に体験してみたい!という方は、ぜひお近くのマルホンショールームにお越しくださいませ。
他の木材と比較しながら、実物に触れていただけます。

同じカテゴリの記事

すべてのBLOGを見る