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製品情報の見方と用語集

製品情報の見方(フローリング・パネリング)

a.製品名
製品名を記載しています。末尾の数字は巾を示します。
b.敷きこみ画像
木材を実際に並べたときの色、模様をお確かめ下さい。また、グレードや塗装による仕上がり例としてご参考にして下さい。(画像の色は実物と多少異なることがあります。ご了承ください。)
c.仕様
樹種やタイプ、塗装など、各製品の詳細スペックを示しています。
[タイプ]
ソリッドワンピースタイプ : 厚み、長さともにつなぎ目のない一枚もの
ソリッドユニタイプ : 長さ方向のみ数ピースをつなぎ合わせたもの
[塗装]
品番の末尾3桁は塗装コードになります。
[パッケージング]
下記の状態で1ケースに梱包されています。
定尺 : 一定の長さの商品
乱尺 : 不特定の長さの商品
ネステッド : 数種類の決められた長さ、または巾の商品
[入数/入り平米数]
1ケースに入っている枚数と、平米数を記しています。
d.設計価格
表示価格には、施工費、配送費は含まれていません。お届け価格についてはお問い合せ下さい。
e.断面図(サイズ有効巾)
施工にお役立ていただけるよう断面図を掲載しています。裏面の形状(裏すき)は、パッケージにより異なります。
f.製品の説明、注意点
樹種や商品についての説明や注意点を記載しています。
g.問い合わせボタン
製品についての問い合わせや、サンプル依頼、見積もり依頼ができます。(フローリングやパネリングなどの施工が必要な製品については、建築関係の業者様からのお見積りのみお受けしています。ご了承ください。)

グレードについて

無垢木材には、グレードがあります。基本的に、節が少なく希少価値の高いものはグレードが高く、価格も高くなります。ただし、あくまで見た目の問題で、品質に変わりはありません。つまり、均一ではない個性的なタイプほど、コストメリットが期待できます。グレードの表記は広葉樹、針葉樹で異なります。
広葉樹
プライムグレード 節や辺材、変色部分が入らないもの
セレクトグレード キャラクターグレードよりも小さな節が少なく、辺材が20%以下のもの
キャラクターグレード 小さな節やミネラルストリークを含み、辺材が50%以下のもの
プライム&ラスティックグレード プライムグレードとラスティックグレードが混在しているもの
ラスティックグレード キャラクターグレードよりも大きな節が入るもの
針葉樹
クリアーグレード 無節 節が入らないもの
スモールノットグレード 無節小節 小さな節を含むもの
上小節
小節
ノッティAグレード 節が入るもの

※辺材/幹の外周部で白味が強い。
※心材/中心に近い部分で赤味が強い。
※ミネラルストリーク(カナスジ)/樹木の根から鉱物が混入し、筋状になったもの。

針葉樹と広葉樹

一般的に、針葉樹(スギ・ヒノキ・パインなど)はその名の通り、針のように先のとがった細い葉を持つ樹木。まっすぐ伸びて背が高く、材質は軟らかいのが特 徴です。広葉樹は、手のひらを広げたような平たい葉を持つ樹木。太くて背が低く枝分かれして葉を茂らせます。材質は堅いのが特徴です。

針葉樹と広葉樹の違い


針葉樹と広葉樹の形

広葉樹における環孔材と散孔材

・環孔材(かんこうざい)
散孔材に比べ導管(注1)が太く、その分布が、年輪に沿って環状に配列しているもの。木目がはっきり現われるのが特徴です。

・散孔材 (さんこうざい)
導管が不規則に配列している材。おとなしい木目が特徴です。 たとえば、ナラ・タモは環孔材、カバザクラやメープルは散孔材に属します。
(注1):導管とは広葉樹が水を吸い上げる管。

散孔材(さんこうざい)と環孔材 (かんこうざい)

赤味と白味(心材と辺材)

樹木の多くは、幹を輪切りにすると、外周部とその内側で色が違います。外周部は白っぽく、辺材あるいは白太といわれ、中心に近い部分は心材もしくは赤身と いわれています。一般的に木材用語では、「心材・辺材」、「赤身・白太」といいますが、当社では、木の色味を商品の特徴としているため、「赤味・白味」と 表現しています。心材(赤味)は辺材(白味)に比べ、狂いが少なく、腐りや虫害に対する抵抗力が強いなどの特徴があります。
心材・辺材

杢(もく)

木目の不規則な配列などによって、材面に現れる紋様のこと。オークなどの柾目面に現れる「虎斑」、メープルで知られる「バーズアイ」(鳥眼杢)、波状に現れる「縮杢」など様々な種類があります。

虎斑(とらふ)
虎の斑紋のような模様。ナラ、オークなど、大型の放射組織をもつ材の柾目面に現れます。光の当たり方によって銀色に輝くことから、「銀杢」とも言われます。

虎斑

リボン杢
マホガニーやサペリなど交錯木理の木材を柾目に挽いたときに現れる木目で、光の具合によって順目と逆目が交互に縞模様になって見えます。

リボン杢

リップルマーク
樹木の生長の過程や気候の変化による縮み、放射組織や構成要素の配列によって生じる。さざなみ紋とも呼ばれ、アメリカンブラックチェリーなどに見られます。

リップルマーク

ミネラルストリーク
樹木の根から鉱物が混入し、筋状になったもの。「カナスジ」とも言われます。

ミネラルストリーク

ワームマーク
樹皮と木材の間を虫が這った跡。生長過程で発生するので、材を割ったときに独特の筋が出てくることがあります。アッシュなどに見られます。

ワームマーク

杢について

板目と柾目

板を製材したときに現われる木目の模様のことで、木目が山形や筍状に見えるのが板目、木目が平行に並んでいるのが柾目です。
板目と柾目

平衡含水率

ある一定の温度・湿度の条件下に木材を長時間放置すると、膨張・収縮がなくなり、安定します。このときの含水率のことを平衡含水率と呼びます。

平均含水率詳しくはこちら

森林認証制度

環境面・経済面で持続可能な仕組みを通してでき上った商品を、第三者機関によって識別できるようにした仕組みのこと。当社はFSC®️(Forest Stewardship Council)とPEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)の認証を受けています。

無垢フローリング

厚み方向に接ぎのない木材を乾燥・加工して作られた、単層のフローリングのこと。断面を見ると、表面も中身も木そのものだけで作られていることが一目で分かります。無垢フローリングには、長さ方向に接ぎのある「ソリッドユニタイプ」と、接ぎのない「ソリッドワンピースタイプ」の2種類があります。

挽板フローリング

木材を鋸で挽き割りした厚み3~4mm程度の挽板を表面材として用いた、複層のフローリングのこと。挽板フローリングは寸法安定性が高く、幅広でも安心して使用できます。

実(雌実・雄実)、裏すき

フローリングパネリングなどの加工部位として、実(さね)、裏すきなどが挙げられます。

実(雌実・雄実)、裏すき

エンドマッチ

フローリングパネリングの、長さ方向の両端部に施す実加工のことです。

埋め木

製造過程で抜け落ちた節の部分に木の枝を埋めること、または埋めた部分を「埋め木」と呼びます。

浮づくり

年輪のあいだの木質が柔らかい部分を削り取り、美しい木目を引き立たせる日本の伝統技法。表面に凸凹ができ、木目が際立って見えます。

熱処理

無垢木材に薬剤等を用いず、水と熱のみによる高温処理を施すことによって、寸法安定性を飛躍的に高める技術です。

床暖房対応無垢フローリング [熱処理]

ボラックス防虫処理

当社では、防虫処理が必要な樹種には『ボラックス』を使用しています。ボラックスとはホウ酸塩のことで自然界に存在する鉱物の一種です。家庭用洗剤やガラス、セラミックなどにも使用され、安全性の高い防虫処理剤としても認められています。水溶性のため、屋外への使用には向きません。ボラックス防虫処理がされている商品には、記載がありますのでご確認ください。

巾ハギタイプ・集成タイプ

巾ハギタイプは、無垢木材を巾方向に数枚接着し、一枚板のように仕上げたものです。それに対し、集成タイプは小さなピースを縦横につなぎ合わせたフィンガージョイントボードを使用したものです。

巾ハギタイプ・集成タイプ

ネステッド

数種類の決められた長さあるいは巾の商品のこと。長さがネステッドの場合は、定乱尺とも呼ばれます。

乱尺/乱巾

不特定の長さや巾の商品のこと。いろいろな長さ・巾のものがランダムに混ざっています。

ソリッドワンピースタイプ

厚み、長さともにつなぎ目のない一枚もの。

無垢フローリング、「長さ」の違い

ソリッドユニタイプ

長さ方向のみ、数ピースをつなぎ合わせたもの。

カルプ貼り

直張りする際、不陸調整をするためにフローリングの裏にカルプが張られています。尚、このカルプには、遮音効果はありません。

塗装について

無垢木材を生活の中で使用する際、塗装は不可欠です(基本的に無塗装はおすすめしておりません)。塗装は、大きく分けて3種類あります。同じ種類の木でも、塗装の種類によって、仕上がりも機能もまったく異なりますので、ショールームなどで実際に違いを確認してから決めることをお勧めします。
【浸透性塗料】無垢木材ならではの自然な風合いを最大限に活かした、マットな仕上がり。
【コーティング系塗料】水や汚れに強く、キズがつきにくいウレタン塗装を施した、ツヤのある仕上がり。
【高機能塗料】 木の凹凸を活かして保護。水や汚れにも比較的強くお手入れが楽。キズ・汚れの補修も可能。

浸透性塗料

オイル塗装に代表される塗料。木材に塗布して木を保護します。無垢木材の調湿作用を妨げることもなく、木の質感を保つことができます。定期的なメンテナンスは必要になりますが、コーティング系塗料による塗装と違い、表面に硬い塗膜を形成しないため、サンディングするなどして傷の補修も容易にすることができます。

浸透系塗料

コーディング系塗料

表面にウレタン樹脂などの硬い塗膜をつくります。木材がコーティングされるため、浸透性塗料に比べ無垢木材のテクスチャーは失われますが、塗膜が質感を閉じ込めるので木目の美しさが持続します。また、水や汚れに強いなどのメリットもあります。コーティング系塗料による塗装は、複合フローリングにも一般的に使われます。

コーディング系塗料