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2025.08.09 | レポート

床材選びで迷ったら。オークとチークを比べてみよう

床材や家具を選ぶとき、「どの樹種にするか」は空間の印象を大きく左右します。
今回は、ナチュラルで万能な「オーク」と、重厚で艶やかな「チーク」を比較しながら、それぞれの魅力をご紹介します。

見た目の違い:明るさ – 深み

オークは、明るめのベージュ〜黄褐色で、はっきりとした虎斑(とらふ)模様が入るのが特徴。
ナチュラルで親しみやすく、北欧風やカジュアルな空間にぴったりです。

一方、チークは赤みを帯びた濃いブラウン。油分を多く含み、しっとりとした艶感があり、空間に落ち着きと高級感をもたらします。

肌触りと質感:素朴さ – 滑らかさ

オークは、ややざらっとしたナチュラルな質感。素足で歩くと、木のぬくもりとともに自然の風合いを感じられます。

ナチュラルで開放的。オークがつくる、やさしい暮らしの空間

チークは、しっとりとした滑らかさが魅力。触れた瞬間にわかる上質さがあり、床に使うと空間全体が引き締まります。

チークのしっとりとした質感が、夜の時間を豊かに演出します。

経年変化:深みを増すオーク、均一に落ち着くチーク

オークは、時間とともに色が濃くなり、深みと温かみが増していくのが特徴です。
施工直後は明るめでも、数年経つと落ち着いたブラウンへと変化し、空間により重厚感を与えてくれます。

ヨーロピアンオークの経年変化

一方、チークは施工直後に見られる色ムラや濃淡が、時間とともに均一に整っていくのが魅力です。
赤みや艶が落ち着き、全体として滑らかで上品な表情へと変化していきます。

チークの経年変化

どんな空間に向いている?

オークと相性の良い空間

オークは、明るくナチュラルな色味と、はっきりとした木目が特徴。
北欧風やカジュアルなインテリアと相性が良く、開放感のある空間を演出します。

  • おすすめのスタイル:北欧風、ナチュラル
  • おすすめの場所:リビング、子ども部屋、ダイニング
  • 印象:明るく、親しみやすく、家具との調和がとりやすい
ヨーロピアンオークオーク 150mm巾 FEKR35-122 施工例画像

チークと相性の良い空間

チークは、しっとりとした艶と深みのある色合いが魅力。
和モダンやアジアンテイスト、高級感のある空間にぴったりです。

  • おすすめのスタイル:和モダン、アジアン、クラシック、ラグジュアリー
  • おすすめの場所:寝室、書斎、ホテルライクなリビング
  • 印象:落ち着きがあり、空間に重厚感と品格を与える
チーク 150mm巾 FINR04-121 施工例画像

まとめ:あなたはどちら派?

  • オークがおすすめ
    → 明るく開放的な空間にしたい/ナチュラルな雰囲気が好き/家具やインテリアを選びやすくしたい
  • チークがおすすめ
    → 落ち着いた大人の空間にしたい/経年変化を楽しみたい/高級感を重視したい

床材選びに正解はありません。
それぞれの木が持つ個性を知り、「自分の暮らしに合う木」を選ぶことが、心地よい空間づくりの第一歩です。
色味、質感、経年変化、空間の印象など、重視したいポイントを見極めながら、ぜひあなたらしい選択をしてみてください。

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