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草木染フローリング

四季折々の植物の葉や実・根など、自然の恵みを活かして染め上げることを「草木染」と呼びます。
植物の種類はもちろん、草木を摘む時期、染色する季節などによって仕上がる色が違うので、
世界でひとつだけのオリジナルな空間をつくることができます。
草木染の魅力
■自然な風合い
一般的な着色剤である化学染料や有機顔料、無機顔料では再現できない、木目など無垢木材本来の質感を活かした塗装が可能です。無彩色の風合いに仕上がるため、空間の主役としてだけでなく、インテリアを引き立てる脇役としても活躍します。

■唯一無二の色合い
草木の種類はもちろん、草木を摘む時期、また染色する時期などによっても、染まる色が微妙に異なるのが「草木染」の特徴です。なお、どの無垢木材を染めるかによっても、現れる色は異なります。化学染料の良さが「均一な色に仕上がる」ことだとすると、「草木染」の魅力は「唯一無二の風合いを生み出す」ことだと言えるでしょう。
草木染の種類
■シコン(紫根)
「紫(ムラサキ)」という植物の根っこ、紫根で染色する方法です。紫根は医薬品の規格基準書にも記されており、漢方で解熱剤として、またやけど治療のための外用薬としても用いられてきました。小野妹子が中国から帰国した際に持ち帰ったものが日本最古の紫根染めとも言われており、江戸時代には紫根で染めた絹を頭に巻き、病気の治癒を願ったとも伝えられています。
■セイヨウアカネ(西洋茜)
乾燥した根が赤色である「茜(アカネ)」で染色する方法です。シコンと同様、アカネも消炎作用などを持つ生薬として利用されています。夕暮れの空模様を「茜色」と形容するのは、その色がアカネで染めた暗赤色を連想させるからです。『昆虫記』で知られるファーブルはアカネ染色法の特許を取得しており、ヨーロッパでも古くから染料として活用されていました。
■エンジュ(槐)
街路樹として利用されることが多い「槐(エンジュ)」の花蕾を利用して染色する方法です。エンジュは中国では古くから尊い木として扱われており、周の時代には大臣位を「槐位」と呼ぶこともあったと言われています。エンジュのつぼみは止血作用のある生薬として、若葉はお茶の代わりとしても使われており、花からは蜂蜜を得ることもできます。

■マスハナ(舛花)
「舛花(マスハナ)」というのは染料の名称ではなく、グレーがかった淡い青色のことを日本の伝統色で舛花色と呼びます。江戸時代、歌舞伎役者である五代目市川団十郎がこの色を好んで使用していたことから、市川家の家紋「三舛」にちなんで舛花色と名づけられ、世間の人々からも好まれてきました。オークが本来持っている“タンニン”という成分を利用して染めた色が、この色に近いことから、当社ではこの色を「マスハナ」と呼びます。
■ウスコウ(薄香)
野趣あふれるヨーロピアンオークの魅力を活かしながら、香り高い丁子で染めた「薄香(うすこう)」のように、淡い色合いに染めました。ほのかに色づくオーク材が、品のある洗練された雰囲気を演出します。

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