2018.11.07 | 生理的リラックス効果
「木」は建築材として、我々日本人が古くから用いてきた最も馴染み深い素材です。「木」を多く用いた独自の建築文化を醸成し、永く「木」と共に暮らしてきました。そうした中で、とりわけ「木」を内装建築材に使い、普段から触れることで人体に「リラックス効果」がもたらされることは経験的に知られております。しかし、「木」が人体に及ぼす「生理的リラックス効果」に関しての科学的根拠はこれまで、ほとんど無く、その詳細は知られていませんでした。
そこで当社は、自然セラピー学、健康科学を専門に研究をされている医学博士の宮崎良文教授、宋チョロン特任助教、池井晴美博士(現・森林総合研究所研究員)を中心とした千葉大学環境健康フィールド科学センターと共同研究を行いました。千葉大学環境健康フィールド科学センターにて宮崎良文教授主導のもと、内装建築材に用いられる木材を含む各種素材への接触が生理応答に及ぼす影響を測定し、「木」が人体に及ぼす「生理的リラックス効果」を調べる実験がなされたのです。当該実験では、脳活動の指標に従来の脳波(α波)測定ではなく、光を使って脳前頭前野の活動を1秒毎に測定する近赤外時間分解分光法を用いるなど、従来には無い画期的かつ精度の高い手法が用いられております。
結論として、手や足で木に触れることにより、リラックス時に高まる副交換神経活動の亢進や脳前頭前野活動の鎮静化が認められ、生体が生理的にリラックスすることがわかりました。
これは世界で初めての試みであり、本実験により得られた知見は世界各国から注目されています。
詳細は、以下の論文と学会報告をご覧下さい。
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