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2020.06.03 | レポート

ペットと無垢フローリング

無垢フローリングをご検討されるお施主様の中には、犬や猫などのペットを飼っている方がとても多くいらっしゃいます。
「ペット専用の床材はありますか?」とご質問いただくこともしばしばあります。
専用の床材はございませんが、さまざまな樹種・塗装の中からお施主様(飼い主様)のご希望に沿って選択していただくことができるのが無垢フローリングの最大の魅力ともいえるのです。
今回はいくつかポイントをご紹介します。

ペットと無垢フローリング
▲無垢フローリングの上でくつろぐペット

【ペットの健康第一主義の方なら】
現在、日本国内で飼われている室内犬の約8割が、実は腰に何らかのトラブルを抱えているといわれているのです。加齢でパット(肉球)から湿度が失われるようになると、ツルツルした床では滑りやすくなり、腰への負担が増していき、老化とともに腰を悪くしてしまう傾向があるのです。
そうした室内犬のためには、スギヒノキパインといったクッション性のある柔らかめの材や、オークやナラタモチークなどの適度な堅さでグリップが利く材がおすすめです。

そのうえで、仕上げに浸透性塗料を施すと、より滑りにくくなります。浸透性塗料とは、植物オイルや蜜蝋ワックスといった自然素材の塗料を、木材の中に浸透させる方法です。木材そのものを踏んでいる塗装になるため、滑りにくいと言えるでしょう。

浸透性塗料だとお手入れが大変だと思われる方もいらっしゃると思いますが、実は大きなメリットがあります。
それは、床材に付いてしまった傷やシミのメンテナンスがご自身で簡単にできること。
犬の粗相や猫の吐き跡、またカリカリと引っ掻いてしまった爪跡なども補修が簡単にできることもポイントになりますね。

▼ピカピカの床材で新年度をスタート!①~擦り傷の補修編~
https://www.mokuzai.com/contents/blog/2020-0401/

▼ピカピカの床材で新年度をスタート!②~凹み傷の補修編~
https://www.mokuzai.com/contents/blog/2020-0409/

ただし、日々のお掃除は乾拭きを推奨しており、水拭きはあまりしない方がいいこと、また木材の表面のシミや傷が取れても、浸み込んだ臭いを取ることは難しいということが弱点とも言えます。
毎日水拭きを必ずしたい方、同じ場所で粗相を繰り返してしまうなどの癖があるペットを飼っている方は、注意が必要かもしれません。

【メンテナンス性重視なら】
 お手入れがとにかく楽チンで、毎日水拭きをしたい!という方にはコーティング系塗料がおすすめです。プラスチックの塗膜で無垢材をコーティングする塗装になるため、水汚れに最も強い塗装といえるでしょう。

 ただし、その分ツルツルとした塗膜感があるため、浸透性塗料に比べるとペットが滑りやすいのも事実。お手入れは楽チンでも、ツルツルした触り心地は嫌!という方におすすめなのが、高機能塗料です。耐水性がありながら、触り心地は浸透性塗装に近い高機能塗料には、ArborガラスフィニッシュArborインビジブルコートの2種類をご用意しております。

それぞれの塗装の特徴は下記URLをご参照ください。

▼Arborガラスフィニッシュ
https://www.mokuzai.com/Product/Maintenance/13

▼Arborインビジブルコート
https://www.mokuzai.com/Notice/invisiblecoat

無垢フローリングと合板フローリングを続き部屋でご使用いただいたお施主様から、「うちの猫(あるいは犬)は、いつも無垢フローリングの方で寝ています」というエピソードを何度も伺うことがあります。
床に触れる面積が人間より圧倒的に多いペットの方が、無垢材の程よい弾力の心地よさを感じているのかもしれませんね。
 個性が異なるさまざま樹種や塗装から、ペットとの暮らしにぴったりの床材を探してみてはいかがでしょう。
マルホンショールームでは、実際に無垢フローリングの踏み心地を体験していただけます。ぜひお近くのショールームにご来店ください。

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