無垢フローリング・無垢木材・無垢内装材|MOKUZAI.com検索MENU

blog

2021.08.04 | 事例紹介

無垢フローリングとなぐり加工-表面加工フローリング①-

なぐり加工とは、木材の表面を削ることによって凹凸を生み出す日本の伝統的な大工技術です。
元々は木材の表面の皮や白太*を削りとるために行われていたなぐり加工ですが、長い歴史の中でその意匠性の高さが評価されるようになり、今ではインテリアのアクセントとして様々なシーンで活用されています。
*木材を輪切りにしたとき外側にあたる部分。辺材とも呼ばれる。

マルホンでは、なぐり加工から着想を得た表面加工フローリングを多数ご用意しています。
天然の木目に立体感がプラスされることで生み出される風合いは、贅沢な厚みで仕立てた無垢フローリングならでは。
お好きな樹種とお好きな加工を組み合わせて、何通りもの表情を楽しむことができます。
今回はこちらの表面加工フローリングの施工事例をご紹介していきます。


はじめにご紹介するのはスプーンカットです。
表面加工フローリングの中でも特に人気の高いカットです。

無垢フローリング なぐり加工 スプーンカット
▲ヨーロピアンオーク スプーンカット

彫りの深いカットのため、踏み応えは抜群です。
「足の裏をマッサージされているようで気持ちがいい」というお声をいただくこともあるほど。

光によって浮かびあがる陰影が無垢材の表情をさらに引き立たせます。
アクセントウォールとして取り入れても素敵です。


続いてこちらはナイフカットとツキノミです。


スプーンで彫ったような丸みを帯びた表情のスプーンカットとは対照的に、ナイフカットはナイフ型の細長いパターンが並び、上品な印象に仕上がります。
ツキノミは、突き鑿と呼ばれる道具で削り取った表情をイメージしています。
材を横から突くため、木目方向に直交するように横長の柄が整然と並び、洗練された印象を与えます


最後にご紹介するのは、チョウナとキッコウです。

丸太から角材を削りだすときに使用される釿(チョウナ)と呼ばれる道具で削りだした表情をイメージしたチョウナは、規則正しく並ぶパターンがしっかりとした陰影を浮かび上がらせます。
長寿を象徴する亀の甲羅をかたどった縁起物として、古くから日本で愛されてきた亀甲文様をイメージしたキッコウは、和室にもぴったりのアクセントに。
あえてブラックの塗装を施すことで、空間を引き締める効果も期待できます。
また、こちらの記事では今回ご紹介した以外の種類もご紹介しています。
あわせてぜひご一読ください。


▼無垢フローリングとなぐり加工 ~表面加工フローリング②~
mokuzai.com/contents/blog/2021-1222/

お好みに合う表面加工フローリングは、見つかりましたでしょうか。
ショールームでは、実際にそれぞれの加工を踏み比べて、その質感の違いを体感していただくこともできます。
お近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。

同じカテゴリの記事

すべてのBLOGを見る