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無垢フローリングのお手入れ方法 - 高機能塗料編

高機能塗料とは木の表面の凹凸を活かして保護する塗装です。無垢材ならではの自然な質感を保ちつつ、耐汚染性を高めることができるため、お手入れが楽になります。
基本的には定期的なメンテナンスは不要ですが、擦り傷や頑固な染み、汚れがついてしまった場合には手軽に補修することができます。水回りや、小さなお子様がいらっしゃるご家庭にもおすすめです。
Arborインビジブルコート、Arboナチュラルプラス(補修時はArborマルチケアを使用)およびArborガラスフィニッシュ塗装品につきましては、こちらのお手入れ方法をご参照ください。

*誠に申し訳ございませんが、「Arborナチュラルプラス」は2023年12月に取り扱いを中止させていただきました。

日常のお手入れ

1. 塵やほこりを掃除機などで除去
2. 乾いた雑巾やフロアワイパーで乾拭きをするか、または固く絞った雑巾で水拭き(水気が残っている場合は乾拭き)
<注意>
・水をまいてモップをかけたり、しっかりと絞っていない雑巾で拭いたりするのは、木材が水分を吸収してしまい、膨張、反り・割れなどの原因となるため厳禁です。
・化学雑巾をフローリングの上に長時間放置しておくと、化学雑巾に含まれる化学物質に反応して、木材が変色する恐れがあります。使用後は、モップ部分が直接床面に触れないように、袋などに入れて保管してください。
・木材の膨張や白濁の原因となるため、水蒸気式のクリーナーは使用しないでください。

定期的なお手入れ

<頻度>日常のお手入れだけでも良いが、1年に一度が目安

ガラスフィニッシュとインビジブルコート、ナチュラルプラスは表面に薄い塗膜が形成されているため、固く絞った雑巾で水拭きをするお手入れだけでも問題はありませんが、1年に一度を目安に床全体をワックスがけをすることで、汚れを落とすと共に、摩耗による小さな傷や汚れから塗膜を保護することができます。


<方法>
1. 塵やほこりを掃除機や化学雑巾で除去
2. Arbor水性クリーナーワックスを10倍に希釈し、全体を拭き掃除する

シミ・汚れ・すり傷の落とし方

<方法>シミや汚れの種類、度合いによってお手入れ方法が異なる
1. 皮膚汚れや黒ずみは、Arbor水性クリーナーワックスで拭き掃除
2. 拭いても取れないシミや汚れ、すり傷は、サンドペーパー(紙やすり)を使って削り取る(削った後は再塗装が必要です。)


POINT
●部分的に深く削りすぎると色ムラが起きる可能性があるので注意(木材が日焼けにより激しく色が変化するのは表面の約0.3mmまでといわれています)
●サンドペーパーの目が詰まったまま使用すると、傷の原因となりますので、こまめに取り換えてください
●サンドペーパーブロック(サンドペーパーを固定する四角いもの)を使用すると均一に削れ、摩擦熱を遮ることができます。

準備するもの
●ArborガラスフィニッシュまたはArborマルチケアと、付属の専用ツヤ消し剤
●塗装用のハケ
●サンドペーパー(180番・240番・320番の3種)
●サンドペーパーブロック
●塗料を入れるトレイ

・Arbor ガラスフィニッシュとArborマルチケアは、本液と付属の専用ツヤ消し剤を10:1の割合で混合して使用するタイプの塗料です。事前にトレイや小皿に取り分け、混ぜておくと便利です。
・Arbor ガラスフィニッシュとArborマルチケアは性質上、空気に触れると固まりやすいため、使いきれる適量をその都度ご用意ください。
・過度の重ね塗りは、表面の割れや、過剰なツヤの原因となることがございますので、ご注意ください。重ね塗りをしすぎてしまった場合は、サンディングをして、再塗装を行なってください。

こんなときどうする!?

何かをこぼしてしまった
できるだけ早く拭き取り、水気を取り除いてください。その後べたつきが気になる場合はArbor水性クリーナーワックスを使用し拭き掃除を行ってください。

凹み傷ができた
つぶれてしまった木材の細胞に水分を吸収させて元に戻す方法があります。スギやパインなどの柔らかい木のほうが凹み傷が戻りやすく効果的です。