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無垢フローリングのグレード 広葉樹編No.2【623 号】

 前回のコト編【621号】では、木材の節やミネラルステイン、色のバラツキなどを自然素材ならではの風合いと評価されるようになったことを取り上げ、広葉樹のグレーディングの基準について紹介しました。
 今回は、前号では紹介しきれなかった樹種ごとに異なる表情の違いや特徴を、弊社で扱っているグレード分けされた商品の中からご案内します。

グレードと表情

 住空間のなかで非常に大きな面積を占めるフローリングは、空間全体のイメージを左右する重要なファクターです。
 無垢フローリングの場合、その素材選びがポイントとなります。樹種や塗装仕上げの違いに目を向けがちですが、同じ樹種でも、節やミネラルステイン等のキャラクターマークの入り具合や色のバラツキによって、表面に現れる表情が異なり、フローリングを全体に貼り上げたときのイメージも大きく変わります。
 表情をつくる節や色ムラなどの入り方を客観的に分類したのがグレードであり、グレードは、ユーザーの価値観が個性化・多様化するなか、それぞれの価値観に近い素材を選ぶための要素のひとつとなりつつあります。
樹種別グレードの比較

グレードの違いによって得られるメリット

メープル施工例 プライムグレード
 キャラクターマークがほとんど入らない「プライム」グレードは、無垢材の風合いを残しつつも均一感ある表情を得ることができます。よって、すっきりとした雰囲気を好む方や空間のポイントを床以外の壁や家具などに置きたいという方に好まれるグレードです。

メープル施工例 ラスティックグレード
 一方、色のバラツキやキャラクターマークが入る「セレクト」「キャラクター」「ラスティック」グレードは、無垢の素材感をよりいっそう活かすことができるため、空間に無垢らしさ・自然らしさを表現したいとお考えの方に好まれるグレードです。これらのグレードは、以前は欠点とされ、除かれていたキャラクターマークをそのまま活かしているためコストメリットが期待できることもその特徴のひとつです。

各種グレード比較

 グレードの分類は、言葉だけではなかなかイメージがしづらいのが現状です。同じグレードでも樹種によって表情が全く異なることはもちろん、グレードが違うだけで同じ樹種とは到底思えないようなものも存在します。そのため、できる限り実際のサンプルや施工事例などに触れていただくことをお勧めいたします。

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