
画像2:リングアの葉

画像2:リングアの葉
リングア(学名:Albizia Lebbeck Benth)は、インドやタイ、インドネシアなどの熱帯アジアや、オーストラリア北部、アフリカに渡り広く分布し、植栽もされている樹種です。古くは16世紀~17世紀、インドネシアがオランダに統治されていた頃、オランダ人がカリンの苗をインドネシア・マルク諸島にて植林をしたことがリングアの起源だとされています。
リングアの木は生長が非常に早く、樹冠(樹木の上部で葉が茂っている部分)が大きくなるのが特徴です。樹高が15mに達するほど背が高く、葉を生い茂らせることから、日陰を作る緑陰樹に最適とされています。
日本では明治43年(1910年)に台湾から沖縄に輸入され、それ以降、沖縄や九州地方を中心に公園や駐車場の緑陰樹や、街路樹として利用されています。