北米産広葉樹の中でも極めて硬質で、寸法安定性や衝撃抵抗力に優れた材質を備えているピーカン。濃淡と明暗が多様に変化する様は潔く、初めて見られた方はこの木目を“燃え上がる炎のようだ”とも言われます。また、その揺らぎのある自然な表情に加えてキャメルブラウン系と白系が絡み合う豊かな色調は明るく健康的なイメージを与えてくれます。
天然の木に最も近いプレミアムフローリング
厳選された素材を使用しながらも、天然素材に特有の葉節、節やカナスジなどのキャラクターマークをバランスよく散りばめた、自然な板の表情を最大限に活かしてザックリとそのまま床材に加工した贅沢なフローリングです。
幅は100・130・150・180mmの4種類をミックス、定尺2,730mmの特別仕様です。
複数幅&長尺という素材の自由さを活かし、立木をそのまま床に敷いたような躍動感と一体感を生み出します。
ピーカンのキャラクターマーク
ピーカンは葉節や節、カナスジ、入皮、ウォームマークといった天然のキャラクターマークを含んでいます。これらをバランス良く散りばめることにより、ピーカンの個性が際立ちます。
ピーカンの優れた材質
ピーカンの膨張収縮係数(寸法安定性を表す)は、レッドオークやハードメープルと同等で、硬さや曲げ強さ、弾性係数のいずれにおいても北米産広葉樹の中で優れた数値を示しています。
ピーカンのなかまは強靱な材質で、曲げや衝撃に対して粘り強いため、アメリカやヨーロッパでは家具や農機具、車輪、斧やハンマーの取っ手、運動具などに使われてきました。昔はスキー板やストックにも使用されており、ゴルフのクラブシャフトとしては、19世紀の中ごろから1929年に公認されたスチールシャフトにその座を譲るまで、主流を占めていました。音楽の世界では現在も、金属のドラムをたたくスティックなどに使われその強靭さが活用されています。
同じクルミ科のブラックウォールナットと比較しても、硬さは約1.8倍、曲げ強さは約1.4倍、弾性は約1.3倍と硬くキズつきにくく丈夫で、フローリング材としての物理的特性を充分に備えています。
硬質でありながら暖かい雰囲気
見た目にも物理的にも硬質な木材であるピーカンは、ガラス・石・金属などの冷たくて硬質なテクスチャーと組み合わせた場合にも決して質感で負けることはなく、その暖かみのある色調により全体を調和させる効果を発揮します。
ピーカン 無垢プレミアムフローリング