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無垢木材 巾ハギ カウンター
―本物素材ならではの存在感―【664 号】

 レストランやキッチン、洗面化粧台などに使用されるカウンターは、頻繁に触れる場所なだけに、こだわりの一品をと思われる方も多いのではないでしょうか。厚み・長さ・巾ともに十分なサイズを持つ無垢木材のランバーを巾方向につなぎ、一枚板のように仕上げた巾ハギカウンターは、ソリッドの風合いが十分に活かされた、2つと同じもののないオリジナルのカウンターとなります。また、その木目(年輪)は、人の視覚に心地よさを与え、木材本来の多彩な表情を楽しむことができるなど、本物の素材ならではの存在感をアピールします。
ウォールナット 無垢巾ハギカウンター Arbor植物オイル仕上げ

自分流に仕上げる

 本製品は、カウンターに求められる耐久性を備えた人気樹種の無垢木材を巾方向に数枚接着。接着面を目立たないようにするとともに、色味や木目の柄を合わせることで、一枚板のように仕上げています。

<デザイン>
 一番の特徴は、平面と断面の形状を選べることにあります。標準仕様では平面形状は長方形ですが、15通りのR加工を施すことができます。断面形状についても標準仕様の糸面取りのほか、8通りの加工形状から選択できます。

<サイズ>
 厚み30・40㎜、巾300〜1,000㎜、長さ900〜4,000㎜と、幅広い選択肢があります。
※ウォールナット、チークは長さ3000mmを超える場合はご相談ください。

<塗装>
 塗装仕上げについては、ウレタンクリアー塗装を標準としていますが、ウレタン基準色、ワイピング、草木染、ベンガラやArborシリーズのArbor植物オイルArbor蜜蝋樹脂ワックスArbor針葉樹白木用オイルワックスArborガラスフィニッシュなども選択できます。

<樹種>
 素材には、ウォールナットをはじめ、10樹種をラインナップ。使用するランバーは仕上がり巾で100〜130㎜を接ぎ合わせるため素材の持つナチュラルな風合いが活かされます。厚み・巾・長さのサイズや形状、塗装などの組み合わせで数万通りから選択できるため、多彩なニーズに対応できます。また、直線タイプだけでなくL字型カウンターにセット組みすることも可能です。
 ※本製品は乾燥を複数回行い、さらにそり止め金具を取り付けることで、気になる無垢木材の特性のひとつである“反り”や“割れ”に対処しています。
そり止め金具

サペリカウンター

 今号では、10種類の樹種の中で最も水に強く、そして耐久性にも優れているサペリをご紹介します。
 サペリは、センダン科の広葉樹で、成長すると幹の直径1.5メートル、樹高30メートルにも達する大木です。心材は時間の経過とともに薄赤色〜赤褐色〜ダークブラウンに変化していきます。柾目面には光沢のあるリボン杢や玉杢が現れます。Janka硬さが1510という数値からも分かるように、材質が硬く、カリンに比肩する強度を備え、ヨーロッパではデッキ材としても使用されています。また、一度乾燥してしまえば、膨張収縮が少ない安定した材でもあります。
サペリ 巾ハギカウンター Arbor植物オイル仕上げ
 無垢木材は使いこんで時間が経つほどに魅力が増し、味わいも深まる素材です。人がいつも触れる天板の角は10年使うと自然な3ミリRの丸みになります。このように無垢木材のカウンターは年を経るごとに少しずつ変化し、生活の中に溶け込んでゆきます。