オーダーメイドテーブル
―無垢材で作るオリジナルテーブル―【701 号】

 皆様はご自宅のテーブルをどのように選ばれるでしょうか。お部屋のテイストに合いそうなデザインのもの、あるいは家族全員がゆったり食事をできるサイズのものなど、選ぶ方やその方の生活によって重視する点はさまざまだと思います。リビングやダイニングなど、家の中心に置かれることの多いテーブルは、強いこだわりが体現される家具だと言えます。そのため最近では、インテリアショップに並ぶ既製品を選ぶのではなく、「空間全体でトータルコーディネートをしたい」という方や、「凝ったデザインよりも素材を活かして一点もののテーブルを作りたい」という方も少なくありません。そこで今回は、生活スタイルに合わせて製作可能な無垢材のオーダーメイドテーブルをご紹介します。

サペリ無垢材巾ハギテーブル
画像1:サペリ無垢材巾ハギテーブル

サペリ無垢材巾ハギテーブル
画像1:サペリ無垢材巾ハギテーブル

日本におけるテーブルの歴史
 
 テーブルにはさまざまな素材のものがありますが、明治期以降、日本ではちゃぶ台に代表される木質のテーブルが多く使われてきました。そんなちゃぶ台にとって代わってダイニングテーブルが普及したのは、1960年前後の「団地ブーム」からです。日本の住宅においてちゃぶ台が主流だった時代には、ちゃぶ台が置かれている和室一間がさまざまな役割を担っていました。食事や家族団らんはもちろんのこと、ちゃぶ台を移動させれば寝室にもなっていたのです。しかし、寝食を同じ空間でするのは衛生的ではないとして、建築学者の西山夘三(うぞう)が1942(昭和17)年に提唱していた「食寝分離」を第二次世界大戦後に日本住宅公団(現都市再生機構)が取り入れたことから、徐々に現在の住宅に普及している「n+DK(ダイニングキッチン)」間取りが主流となっていきました。
テーブルを選ぶ
 
 日本においてはダイニングキッチンが普及した現代でも、欧米のような独立した食事スペースを持つ住宅は多くはありません。それゆえダイニングテーブルは、食事スペースという機能だけにとどまらず、仕事場やお子様の遊び場、ときには調理台となって活躍するのです。だからこそご家庭にぴったりのダイニングテーブルを選ぶためには、生活スタイルや家族構成を充分に考慮し、さまざまな条件をクリアしなければなりません。
 しかし、既製品の中から色味・サイズ・デザインなど、すべての要素において理想通りのものを見つけ出すのはなかなか難しいのが現実です。そのため最近では、自分の生活スタイルに合わせたテーブルを作りたいというご要望を多く頂戴するようになりました。

画像2:ハードメープル無垢材巾ハギダイニングテーブル
マルホンのオーダーメイドテーブル
 
 マルホンでは無垢材を使ったオーダーメイドテーブルを製作することが可能です。樹種・サイズ・断面形状・塗装など、素材から一つひとつご自身でお選びいただけます。無垢材を専門とする当社が厳選した適材に、生活スタイルに合わせた塗装で仕上げることで、皆様にとって最適なテーブルを製作することができます。また、樹種によっては、フローリング・パネリング・その他内装部材と合わせたテーブルを製作し、空間に統一感をもたせることも可能です。
 当社で製作するテーブルは、木そのものが持つ木柄や色味がそのままデザインとなる唯一無二のもので、飽きることなく長年お使いいただけます。いつの時代もオーソドックスでありつづけるテーブルは、たとえ他のインテリアが変わっても、その魅力を失うことはありません。

画像3:ホワイトオーク無垢材巾ハギテーブル

■選べる樹種
 当社では、無垢材を巾方向に数枚接着する「巾ハギ」により、素材の持つナチュラルな風合いを活かした天板を作製しています。木目や木柄を見ながら丁寧にハギ合せることにより、まるで一枚板のような自然な仕上がりになります。巾ハギの樹種は、10種類からお選びいただけます。色味や木柄など、理想のテイストの樹種をお選びください。


選べる樹種
画像4:選べる樹種

選べる樹種
画像4:選べる樹種



■お好きなサイズに
 当社のテーブルは、厚みは40mmまで、巾は900mmまで、長さは3000mmまで対応可能です。空間の広さや用途に合わせてお好きなサイズに製作することができます。(その他のサイズをご希望の場合は、別途ご相談にて対応させていただきます。)
 1人の食事スペースに必要なサイズは、どんなに小さくても長さ600~700mm×巾350~400mmと言われています。しかし実際には、もう少し余裕をもたせたほうが、食事はもちろんのこと仕事や勉強などもしやすくなります。また、椅子を引いて座ったり、その後ろを人が通ったりできるように、テーブルの周囲にも充分なスペースを確保することが大切です。単純に「何人用」という表示のみを頼りに購入してしまうと、お部屋の動線を妨げ、日々の生活から快適さを奪ってしまうことにもなりかねません。毎日長い時間を過ごすリビング・ダイニングだからこそ、ストレスのないサイズ・配置を考えたいものです。

■選べる断面形状
 断面形状は8種類からお選びいただけます。丸みを帯びてリラックスした印象や鋭角で都会的な印象など、シンプルなテーブルもちょっとしたこだわりで雰囲気ががらりと変わります。


>選べる断面形状詳細ページ



画像5:選べる断面形状

■選べる塗装
 浸透性塗料・コーティング系塗料からお選びいただけます。生活スタイルに合わせてご検討ください。着色を施すことも可能です。
<浸透性塗料>
塗料を木材に浸透させる塗装。表面に硬い塗膜を形成しないため、木の質感を活かすことができます。
<コーティング系塗料>
表面にウレタン樹脂などの硬い塗膜をつくる塗装。木の質感は薄れますが、水の汚れに強く日々のお手入れが簡単です。

>塗装詳細ページ


■選べる脚
 4タイプ×2色(シルバー・ブラック)をご用意しております。(その他の形状や色をご希望の場合は、別途ご相談にて対応させていただきます。)天板の存在感を際立たせるシンプルなデザインになっています。また、合わせる椅子をきちんと収納できるように、高さもご希望に合わせて製作することができます。お気に入りのデザイナーズチェアに合わせてみてはいかがでしょうか。

選べる脚
画像6:選べる脚

選べる脚
画像6:選べる脚



■無垢一枚板
 丸太から切り出したままの、自然味あふれる一枚板を天板にすることも可能です。板の両側にある樹皮の部分を「耳」といいます。一本の木だという証拠の「耳」をそのまま活かして、ダイナミックにお使いいただくこともできますし、「耳」を落としてお好きな形状に加工することもできます。すべて一点ものの無垢一枚板は、それぞれが個性たっぷりで存在感も抜群。自然素材ならではのアシンメトリーな表情で、こだわりの空間が完成します。一枚一枚表情やサイズが異なるため、ご自身でじっくり選んでいただくことをお勧めします。

>無垢一枚板詳細ページ



画像7:ウェンジ無垢一枚板テーブル
 テーブルは生活の中心の場を印象づける主役家具のひとつです。だからこそこだわり、木材それぞれがもつ自然の表情をそのまま愉しみたいという方が多いのではないでしょうか。無垢フローリングはもちろん、無垢パネリングやその他内装部材を扱う当社だからこそ、テーブルも空間の雰囲気に合わせて製作しお部屋に統一感を出すことができます。もちろん、あえて主張するテーブルを製作することも可能です。ぜひマルホンでお部屋のトータルコーディネートを完成させてみてください。

>カウンター/テーブル詳細ページ



<参考文献>
・インテリア問題研究会編(2003)『図でわかる 新版インテリアコーディネータープロ用語辞典』ハウジングエージェンシー出版局
・成美堂出版部編(2006)『インテリアの基本BOOK』成美堂出版
・平野美紀・平野啓輔・元村有希子・高添博之・編集編成局校閲グループ編「第3回 変わる食 変わる家族」『毎日新聞』,
[online] https://mainichi.jp/feature/afterwar70/since1945/vol3.html (参照2017-11-21)