無垢木材には“表面加工”ができることをご存知でしょうか。
表面加工は“なぐり加工”とも呼ばれ、無垢木材の表面に凹凸をつける加工のことを指します。古くから日本建築において用いられ、意匠的な加工技術として広く認知されているこの表面加工は、素材感を際立たせ、無垢木材ならではの魅力を引き出します。
今回のブログでは、表面加工を施したフローリングやその他内装部材の例を紹介しながら、表面加工の魅力をお伝えいたします。
さて、このような表面加工をした商品は、どのような場所に使うのか、疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一番多いのは、和室にて畳と合わせてお使いいただくケースです。


表面加工は和室と非常に相性が良く、シンプルな空間に程よいアクセントを生み出します。

この写真のように、框などフローリング以外の内装部材に表面加工を施すことも可能です。
(※サイズによっては対応しかねる場合もございますので、ご希望の場合はご相談ください。)
また、表面加工は凹凸が足の裏に心地よい刺激を与え、やさしい踏み心地となるため、寝室や玄関など、特別足触りを重視するような場所にもおすすめです。

家の顔でもある玄関に使用すると、家に入ってすぐ、堂々とした無垢木材の存在感を感じます。
凹凸があることで滑りにくくなるため、廊下や階段の段板にこうした表面加工を施すこともあります。
このようなちょっとした場所にこそ、こだわりが取り入れてあると素敵ですよね!
もちろん、リビングやプライベートスペースにもお使いいただけますので、
全面に張って足触りの良さを贅沢に楽しむのも良いかもしれません。