フローリングの張り方は、お部屋の長手方向もしくは短手方向に対して、すべて同じ向きで張っていく「流し張り」が一般的です。しかし、無垢フローリングの場合は、1ピースずつ施工していくため、さまざまな張り方で施工することができるのです。住宅の中で広い面積を占める床をデザインすることで、「視覚」でも床材を楽しんでみてはいかがでしょうか。
じめじめした夏もすぐそこまで来ています。今回は「夏」を切り口にいくつかの張り方をご紹介いたします!
バスケットチェック張り
細長いピースと正方形のピースを組み合わせた張り方で、かごを編んだように見えることから“バスケットチェック張り”と名づけました。麦わら帽子やかごバッグが似合うアジアンリゾートのような雰囲気を演出できること請け合いです。
斜め張り
壁に対してフローリングを斜めに張ります。空間を広く見せる視覚的な効果に加え、動きのある個性的な印象に仕上げます。前述の
バスケットチェック張り同様樹種によってはリゾート感溢れる空間を作れそう。
▲斜め張り
りゃんこ張り
同じ寸法のものを、一定の間隔でずらして張る方法。数枚おきに小口のつなぎ目を直線上に合わせることで整然とした張りばえになります。木目の穏やかな樹種だと、より一層涼やかな印象になりそうですね。
▲りゃんこ張り
すだれ張り
同じ長さのフローリング材を巾方向の接合面を揃えて張る方法です。天井などにもよく使用される張り方で、お部屋を広々とした印象に見せる効果があります。先述のりゃんこ張り以上にすっきりとした印象に仕上がるので、木柄のあでやかな樹種でも整然とした張りばえになるでしょう。
▲すだれ張り
長尺乱巾張り
2730mmという長尺かつ定尺フローリングで、4種類の巾をミックスして張る方法です。4種類の巾をミックスすることで素材感も際立ち、2730mmという尺の長いピースを使用することで他には類を見ない高級感がうまれます。
▲長尺乱巾張り
対応樹種
バスケットチェック張り:
インドネシアチーク
斜め張り:どの樹種でも可能
りゃんこ張り:ソリットワンピースのうち長さが「定尺」のもの
すだれ張り:ソリットワンピースのうち長さが「定尺」もしくは「ネステッド」のもの
▼「定尺」「ネステッド」といったフローリングの長さについては下記をご参照ください。
https://www.mokuzai.com/MailMagazine/133
長尺乱巾張り:
サペリ、
ピーカン
今回は「夏」を切り口に“アジアンリゾート”、“整然”、“すっきり”…そんな印象の張りばえを楽しめる張り方をご案内致しました。そのほかにもヘリンボーン、フレンチヘリンボーン、サテン張り…などなどお好みのデザインで張り方をチョイスしていただくことが可能です!もちろん、無垢フローリングの床材は、どの季節でも快適に過ごしていただける商材です。「夏」はさらっと「冬」は暖かく過ごしていただけるので安心してくださいね!
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