風に秋の気配を感じるようになりましたが、平成最後の夏はもう少し続きそうです。
今週は台風も近づいていますので、みなさま十分に注意してくださいね。
さて今回は、無垢フローリングと異素材との組み合わせについてご紹介します。
フローリングに限らず、
壁・天井や
テーブル・
階段などに無垢材を使用される場合、他の場所にどういった素材を使うのかは悩みどころです。
無垢材には無垢材を合わせるのがベターだろう、と思われる方が多いかもしれません。
もちろんそれも素敵なのですが、実は、タイルやガラス、ステンレスや畳など、異素材との相性も抜群なのです。
今回はその第一弾として、[無垢材×アイアン]の組み合わせについてまとめました。
自然素材であたたかみのある無垢材と、無機質で冷たい印象のアイアン。
この好対照な素材を組み合わせることで、お互いの素材感をより引き立たせることができるのです。
アイアンが良く使われている場所として、階段が挙げられます。
こちらのご物件では、数ある無垢材のなかでもとくにあたたかみのある色合いの「
アメリカンブラックチェリー」に、アイアンの階段(手すり・ささら桁)を合わせています。
柔らかくあたたかみのあるブラックチェリーの色合いに、アイアンの黒が差し込まれることによって、空間がピリッと締まります。
こちらも階段(手すり・ささら桁)にアイアンが使用されていますが、床材の色が変わることで、お部屋の印象もがらりと変わります。
床材に採用していただいたのは「
ヨーロピアンオーク」材に、深い色味の「
草木染」を施したフローリングです。
四季折々の植物の葉や実・根など、自然の恵みを活かした「草木染」を施すことによって、床材自体にも無機質な印象を持たせることができるのです。
先ほどのご物件よりも、さらにインダストリアルな印象が強くなります。お部屋に置く家具次第ではモダンにも、古民家風にも。
一方、白のアイアンと合わせて、すっきりと繊細にまとめることもできます。
階段(手すり・ささら桁)に、白色のアイアンが使われています。
床材には、ヘリンボーン張りの「
バーチ[熱処理]」材を採用していただきました。きらきらとした輝きが魅力的な無垢材です。
男前なイメージのあるアイアンも、色を変えることで、まったく違う印象に見えるので不思議です。
こちらもヘリンボーン張りの無垢フローリングとの組み合わせです。
はっきりとした木目と使い込んだような色合いが特徴の「
アッシュ[熱処理]」材をヘリンボーン張りにて施工しています。
アイアンのインダストリアルな表情と相まって、ビンテージ感あふれる仕上がりに。レザーのソファーも良い味を出しています。
また、ダイニングテーブルの脚やチェアにも、アイアンは良く使われます。
床材に使われているのは、3つ前の画像にてご案内したものと同じ「
ヨーロピアンオーク」材です。
こちらは、自然な風合いを生かしたArbor植物オイル塗装の無垢フローリングです。
ある程度節や色むらを残したラスティックグレードのオーク材は、ラフな印象のアイアンと良くマッチします。お部屋をカフェ風に仕上げたい場合にも、無垢材とアイアンの組み合わせはおすすめです。
マルホンでは、テーブルの天板に取り付けるためのアイアンの脚もご用意しています。
今回は、無垢材とアイアンの相性について見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
異素材との組み合わせを考える上で、参考にしていただけるとうれしいです。
今後も、不定期に「無垢フローリングと相性の良い素材」をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
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