日常生活の中で、思いがけず飲みものをこぼしてしまうことは良くあります。
小さいお子様がいらっしゃるご家庭であればなおさらです。
今回は、そんな”飲みものをこぼしてしまった時”の対処方法について、赤ワインを例にご紹介します。
お醤油やソース、コーヒーなどをこぼしてしまった場合も、同じ方法で対処できますよ。
そもそも、赤ワインをこぼしてしまった場合、無垢フローリングはどうなるのでしょうか?
その回答は、無垢フローリングに塗られている
塗料の種類によって変わります。
硬い塗膜を形成する
コーティング系塗料が塗られている場合には、プラスチックの膜が赤ワインをはじいてくれるため、赤ワインの染みが残ることはまずありません。
一方、木の質感を活かした自然な仕上がりが魅力的な
浸透性塗料(オイルや蜜蝋など)の場合、表面に塗膜を形成する塗装ではないため、染みが残ることがあります。
実際に、コーティング系塗料/浸透性塗料を施した
オーク材のサンプルに、それぞれ赤ワインをこぼしてみました。
▲[左]浸透性塗料 塗装品/[右]コーティング系塗料 塗装品
▲画像上部から、それぞれ約6時間/3時間/1時間後に赤ワインを拭き取ったもの
コーティング系塗料の場合、例え長時間放置したとしても、乾いた布だけで跡形も無く拭き取ることができます。
浸透性塗料の場合でも、こぼした直後に赤ワインを拭き取れば染みは残りませんが、気付かずに放置してしまった場合には、このように赤色の染みが残ってしまいます。
しかし、落ち込む必要はありません。
浸透性塗料を施した無垢フローリングであれば、赤ワインの染みが残ってしまっても、サンディング(=サンドペーパーで削ること)によって、簡単に補修することができます。
※コーティング系塗料を施した無垢フローリングの場合は、ご自身で削って補修することは困難です。
では早速、補修の方法をご紹介します。
ご用意いただくのはこちらの3点です。
・サンドペーパー(180番/240番/320番の3種類)
・フローリングの仕上げと同じ塗料(オイルや蜜蝋など)
・ウエス(いらなくなったTシャツやシーツなどの端切れ)
補修の手順は下記の通りです。
今回は、補修前後の違いを分かりやすくするため、染みの半分だけを補修します。
①180番のサンドペーパーで染みを削り落とします。この時、サンドペーパーは木目の方向に動かしてください。
②180番のサンドペーパーを使った箇所へ、同じように240~320番のサンドペーパーを当て、表面を整えてください。
③削った箇所は白っぽく乾いた色になります。その部分に、無垢フローリングの仕上げと同じ塗料を塗装してください。
これで赤ワインの染みは完全に無くなりました。
想像されていたよりも簡単な作業だったのではないでしょうか?
▲[左]BEFORE/[右]AFTER
このように、浸透性塗料を施した無垢フローリングは、軽微な傷や汚れをご自身で簡単に補修することができます。
しかし、小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、日々汚れが付いてしまい、いくら補修が簡単と言っても毎日は手が回らない…ということもあるかもしれません。
そんな時は、お子様が成長されてから、お部屋全面を一挙に補修するのも一つの手です。
マルホンでは、独自のメンテナンスサービスもご用意しています。広範囲の補修にお悩みの場合には、こちらのご利用もぜひご検討ください。
▼無垢フローリング メンテナンスサービス
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折角の無垢フローリング。ずっと美しく使いたいですよね。
お手入れ方法をマスターして、ぜひ末永くご愛用ください。
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