マルホンでは、内装用の無垢フローリングをご用意していますが、住宅だけでなく、店舗やオフィスなどにお使いいただくことができます。
中には土足歩行を前提としているご物件も多くあり、「土足用の無垢はありますか?」といったご質問をいただくこともあります。
今回のブログでは、土足歩行にも耐えうる堅い材をご紹介していきます。
そもそも無垢材は、木材の種類によって堅さが異なります。
柔らかい木材は比重が小さく、踏んでみると弾力があり、素足だと暖かく感じます。
反対に堅い木材は比重が大きく、踏んでみると反発が強く、素足だとやや冷たく感じます。
ご使用いただくお部屋や用途によって適材適所な選択ができるのも無垢フローリングの魅力と言えます。
▼無垢フローリングの堅さ
https://www.mokuzai.com/LearningWood/in_di-35
つまり無垢フローリングであっても、堅い材を選ぶことで、土足歩行でも傷が付きづらいため、それほど傷を気にせずご使用いただけるというわけです。
ちなみに山道やハイキングルートなどでは木道にスギ材やパイン材といった柔らかい木材が使用されており、長時間歩くハイカーの足腰の疲れを軽減してくれますが、当然傷は付きやすいです。
マルホンでは木材の堅さを5段階(非常にやわらかい・やわらかい・普通~堅い・堅い・非常に堅い)に分類しています。
今回はその中でも最も堅い【非常に堅い】グループの樹種の一部をご紹介いたします。
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イペ■
水に沈むほど重く、石のように堅い木材です。デッキ材としても有名ですが、マルホンでは内装用としてご用意しています。茶褐色、緑褐色、赤褐色などさまざまな色が混在する材面は経年変化で艶が増し、味わい深くなっていきます。
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ジャトバ■
少しずつ艶のある赤褐色へと変化していく様子は、高級フローリングの風格があります。イペと同等の耐久性の高さを持ち、シロアリや腐朽菌に対する抵抗力も高い木材です。
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ピーカン■
アメリカ原産のピーカンナッツのなる木です。太陽をイメージさせる心材のキャラメル色と辺材のホワイトのコントラストがチャーミング。北米産広葉樹の中でも非常に堅く、衝撃に耐える強さを持っています。
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オリーブ■
他には類をみない特徴的なマーブル模様がユニークです。カッティングボードなどの素材にも使われており、刃物にも耐えうる強さがあります。ヘリンボーン張りの商品で、インパクトのある空間を演出してくれます。
非常に堅い材はまだまだあります。
続きは次回、土足でも耐えうる堅い材 ~非常に堅い材②~でご紹介いたします。お楽しみに!