堅い材をお探しのみなさま、大変お待たせいたしました。
「土足でも耐えうる材~非常に堅い材~」の第二弾です。
前回に続き、内装用無垢フローリングでありながら、店舗やオフィスなどの重歩行用としても安心してお選びいただける非常に堅い材をご紹介していきます。
そもそも無垢材は、木材の種類によって堅さが異なるのが特徴で、マルホンでは木材の堅さを5段階に分類しています。前回に続き、その中でも最も堅い【非常に堅い】というグループに含まれる樹種をご紹介いたします。
▼土足でも耐えうる堅い材~非常に堅い材①~
https://www.mokuzai.com/Blog/20210714
▼無垢フローリングの堅さ
https://www.mokuzai.com/LearningWood/in_di-35
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クルパウ■
ヨーロッパではダイヤモンドウッドと呼ばれるほど堅く、使うほどに深みのある赤色に変化しツヤが増していくのが特徴です。九州を巡る豪華寝台列車“ななつ星”の内装に使用されていることでも知られています。
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タララアマリア■
美しい黄色をしていることから別名カナリーウッドと呼ばれていますが、表情豊かなマーブル模様の材面は、やがては落ち着いた褐色系の色合いに変化していきます。堅いだけではなく、シロアリ等の虫害や腐食にも強い特性を持っています。
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パドック■
鮮烈な赤い色が最大の特徴のパドックですが、経年変化で深みのある茶褐色へと変化していきます。強靭で堅く、耐久性に優れているだけでなく、乾燥後の寸法安定性が高いことから、ギターなどの楽器やカウンターにも使用される樹種です。
パドックは東京ショールームの店内にも張ってありますが、年月の経過で深みのある色に変わりつつあります。ぜひ実物を見にいらしてください。
▼【東京ショールーム】張替をおこないました~パドック~
https://www.mokuzai.com/Blog/20181114
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ゼブラウッド■
そのネーミングからも分かる通り、シマウマを思わせる美しい縞模様がとても特徴的です。重く堅い材で長年使い込むうちに自然な光沢感が生まれ、よりいっそう風合いが増していきます。世界中の数ある樹木の中でも、きわめて個性的な希少種です。
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パープルハート■
伐採直後は褐色だった材面が、空気に触れることで鮮やかな紫色に変化するパープルハート。ただしこの衝撃的な紫色も、数年間で渋みのあるワインレッドへと変化していきます。特徴的な色味であることから寄せ木細工や工芸品、ビリヤードのキューなどの素材にも使用されています。堅く耐久性に優れ、シロアリ等虫害にも強い個性派の樹種です。
▼パープルハート-鮮やかで印象的な紫色の心材-
https://www.mokuzai.com/MailMagazine/214
以上、【非常に堅い】樹種のご紹介でした。
マルホンでは「土足用」としての商品をご用意しているわけではありませんが、使用するシーンに応じて樹種の堅さを適材適所でお選びいただくことが可能です。
例えば同じ土足歩行の環境であっても、前回と今回ご紹介をしました【非常に堅い】グループだと、先端の細いピンヒールで歩いても傷がほとんど付かない堅い樹種となります。土足歩行であってもフラットな靴で歩く方が多い場所であればそれほど堅い樹種でなくても問題ありません。
下記の各ショールームでは、専任スタッフが丁寧にご案内を致しますので、ぜひお気軽にご相談ください。